PC-5000CNC　ドリル装置搭載ガス切断機

厚板切断用　先行ピアス用ドリル装置搭載

特徴

・正確な位置決めを可能にする新機能
厚板切断時においてドリルは細く長いため、板材表面の状況により切込み位置精度に誤差が生じていましたが、新機能ドリルガイドブッシュ採用により板材表面の状況に関わりなく正確な位置決めが可能で、ドリル振れ量を最小限に控えドリル寿命を向上させました。

・工場環境にやさしい給油方式
従来の給油方式はクーラント液・鉱物系切削油を使用した外部給油方式が主ですが厚板加工の場合、給油量に比べ刃先に到達する量が少ないためにドリル加工厚・寿命に限界がありました。
また、外部給油方式では廃油処理・地盤汚染防止の付加設備を必要としました。新装置は給油方式を刃先に安定した給油を可能にするため、軸心給油方式（オイルホールドリル）を採用し、同時に給油装置にミス　
ト方式（切削油とエアーを霧症混合）を採用することにより、少ない油量とエアーで潤滑・冷却効果を高めることが可能になり、ドリル加工厚・寿命が向上しました。
また、切削油は植物系を使用しているために地盤汚染が少なく油量が少ないために拭き取る程度の処理で廃油の処理が無く過剰な付加設備が不要となりました。

・切断トーチ性能を最大限に引き出す能力
従来のドリル加工能力は板厚200mmが限界でしたが、新装置では構造を改善することにより、板厚250mmまで対応可能となりました。
また、新装置では作業者の負担を軽減するためのドリル破損、ドリル寿命確認、判断を正確かつ簡単に判断するための簡易的な検出器を設けました。これにより夜間運転における安全性を向上させました。

搭載可能機種　　PC-5000CNC
加工板厚　　　　16ｍｍ～250ｍｍ　　注）ドリル装置仕様による
使用ドリル　　　超硬オイルホールドリル（Φ10×400L）／ハイス鋼オイルホールドリル（Φ12×400L）
加工材質　　　　SS　及び　SUS　　注）SUS材では一部加工に適さない材質がございます。

製品仕様